高校生向けインターンシップ | 有限会社ケイフィールド
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弊社の代表が教育分野に人脈があったこともあり、NPO法人アスクネットさんから高校生向け職業体験「マイチャレンジインターンシップ」への参加の依頼をいただきました。お話を頂いた当初は、驚いたのも事実ですが、将来の進路を決める大事な時期にある高校生に、少しでも役に立てればという社会貢献のつもりで受け入れる事にしました。
「マイチャレンジインターンシップ」とは、市民の寄付によって実現した、全国初の高校生の広域公募型のインターンシップ（職場体験）事業です。自分自身が高校生の頃は将来像はぼんやりとしか思い描けていませんでしたが、多感なこの時期に実際の職業体験により、社会の仕組みや進みたい方向性などを考える良いきっかけになればと思い、快諾しました。
高校生向けにどのような内容にしようか思案した結果、この世代ならアプリにも慣れ親しんでいるだろうと思い、「iphoneアプリ制作」にテーマを決めました。デジタルネイティブでもある彼らに響いたのか、参加企業２５社のうち２番人気となり、好評を博しました。パソコンやプログラミングの知識が無くても大丈夫なように配慮し、ある程度内容を簡素化しておいた事も、幅広く高校生から人気を集めた要因でしょう。今回は「5目並べ」を目標として、まずは「3目並べ」からスタートしました。
アプリ制作ではプログラミングで一カ所でもミスをしていると当然ながら動きません。学生の方にプログラミングが緻密な作業だと身を持って感じていただけたと思います。そして、そのミスを修正し、ようやくアプリが動いた時の喜びも感じてもらえたのではないでしょうか。また制作の過程で、マス目を書く座標の計算では数学の『数列』の知識、勝ち負けなどの様々な判定には数学の『集合と論理』の知識が必要になり、普段学校の授業で学ぶ数学を使う場面も多々あります。そういったところで、学校の授業で学んだことが実際の仕事にも活かせるということも理解してもらえたと思います。
インターン初日には「働く」という事について話をする時間を設けました。今まで社会の様々なサービスを受ける側だったのが、今度は逆に社会に役立つサービスを考え、提供する立場になるということを伝えました。立場が変わることで、社会は何を求め、そのためには何が必要なのかということを考えなければならないということに学生の方に気付いてもらいたかったのです。そして、彼らが将来就職活動をする時に仕事に対してより具体的なイメージを持つ上で役立つと思います。
